『けものがれ、俺らのさるの』攻略本

途中でノロウィルスとかに掛かってしまって完成が遅れてしまいましたが、攻略本公開です。
「東方杜郷想3」でお手に取って下さった皆様方の為に頑張らせて頂いた次第ですよ。
ちなみにいつも通り内容はネタバレの嵐ですんで、読み終わった方だけご覧下さい。



タイトル解説

まず本の名前ですが、永瀬正敏さん主演の映画「けものがれ、俺らの猿と」がモチーフとなっています。

今回はチルノ編の中盤にこいつがそれなりの本気を出す姿が描かれているんで、野性的な「けものがれ」というフレーズがしっくり来そうに思えてこのタイトルとさせて頂きました。
けど実際は結構タイトルに紆余曲折したんですよね。
タイトルに関してボスに相談した所、タイトルをパロるなら内容もパロれというご指摘を受けまして、それに併せて全く別のタイトルも一時期考えたんですが何時の間にか有耶無耶になってきたんでいつものノリでこういうタイトルになっちゃいました。
まぁ、自分は結局作品のフィーリングとそれに合わせた直観的タイトルが一番だとやっぱ思ったりします。
あとタイトルのロゴですが、当初は「けものがれ、俺らの猿と」のサントラのロゴをモチーフに作ろうと思っていたんですが、何かどう書いても上手くいかなかったんで本の印刷の段階まで来たギリギリの体力の状態で寝る前にマジックで殴り書きした物を取り込んで使ってみました。
けものがれ、俺らの猿と

けものがれ、俺らの猿と



やっぱ極限の状態はそれなりに良い物を生み出しますね。
お陰で今までのパロディ元に出来るだけ似せるという既成概念をぶち壊す事になってしまいましたが、これも結果オーライだと思っています。
何事も臨機応変が一番ですね、はい。


そして両編のタイトルですが、どちらも特にモチーフはありません。
うどんげ編の「ウドンゲ・イン・ハイスタンダード」はうどんげの忙しい一日という意味を語感重視の適当英語に訳したものですし、チルノ編の「キュート・トライアル」も地霊殿の体験版(トライアル版)がモチーフになっているのと、チルノのテーマ曲の「おてんば恋娘」の恋娘的なニュアンスを可愛い(キュート)とし、舞台となる旧都と掛けてこのタイトルとしています。
相変わらず適当ですね。
もっと上手いタイトルを考えられるようになりたいです。

うどんげ細腕繁盛記編」第4話キャラ解説

狂気の赤眼「鈴仙・優曇華院・イナバ

本のおまけページでもちょっと触れていましたが、今回からうどんげとてゐの描き方が少しだけ見直されました。
なので改めて解説おば。
まず鈴仙ですが、ぱっと見の最大の変化としてもみあげの追加が挙げられます。
これを入れると本当に鈴仙らしくなるんで、今後はここを意識して描いて行きたいと思っています。
後は特に変更は無いですね。
ツッコミ役として今後も頑張って頂きたいです。

幸運の素兎「因幡てゐ

てゐの方は…、ぶっちゃけ何も変わっていません。
しいて言えば後ろ髪の外はねをもう少し意識したぐらいでしょうか。
今後もボケ役として頑張って頂きたいです。

第4話ストーリー解説

『高草郡の小さな店』

タイトルのモチーフは特にありませんが、シルバニアファミリーシリーズ的なニュアンスを意識はしています。
内容は取り留めも無いオープニング話です。
強いて注目すべき所を上げるとすれば、4コマ目の店の外壁に「ホッピー」取り扱いの札を取り付けた事ぐらいでしょうか。
最近「吉田類の酒場放浪記」を見始めた影響で、何となく追加してしまいました。
ホッピーって名前もウサギが跳ねるような名前ですし、この店で取り扱うには良いお酒なのかもしれないなと思ったんで。
まぁ、そんな感じですね。

『心は卵』

タイトルは鳥人戦隊ジェットマンのエンディングテーマから。

この曲は子どもの頃に本当に良い曲だと思って聴いていましたが、大人になってからこういう形で汚す事になるとは思ってもみませんでした。
一応今回の話で頻繁に出てくる「新メニューシリーズ」の一編となります。
かまたまうどんを出したは良いけど、ポスターに使用されていたキャラがみすちーだったんで彼女の卵が使われていると誤解を受けそうな内容になっています。
ちなみに実際何の卵を使っているのかって話ですが…、その辺は第5話辺りに明かす予定なんで具体的にはまだ言えません。
今はお楽しみにとだけ言っておきます。

『ワルツ・フォー・ヴィーナス』

タイトルはカウボーイビバップのSession #8「Waltz For Venus」から。
東方三月精の「天体の悪魔と神」でレミリアがそばを食べていたのと、あの話で金星(ビーナス)が関わっていたんでこういうタイトルにしました。
そんなわけでレミリア咲夜さん初登場の回。
この二人は今後出る予定があるんで、練習がてら描いてみました。
基本的にうちのおぜうさまはカリスマブレイクしません。
個人的に「うー☆うー☆」言っているおぜうもすごく大好きなんですが、ここはぐっと我慢して描いています。
あんまりブレイクしちゃうと今後に影響が出るんで…。
ちなみにレミリアがかけそばを頼んだ理由ですが、三月精で食べていたという以外にもシンプルな品ほどその店の特徴が出るという考えから選んだってのがあります。
ラーメン屋に行ったらとりあえずしょうゆラーメン辺りを頼むとの同じ理由ですね。
つまりは彼女のこだわりは本物って事です。
けどカリスマ溢れるキャラクターの場合、庶民的な品を頼めば頼むほど余計に貧乏臭く見えるのでその辺を狙った感じもあります。
あと更に余談ですけど、うどん亭でそばを扱っていないと教えなかったのは咲夜さんの意図でもあったりします。
カリスマ溢れるキャラであればある程、メイド長的にブレイクした姿も見たいと思うんじゃないかと思ってわざと失敗させています。
まぁ、どうでもいい話ですけどね。

『大根畑で捕まえて』

タイトルは小説「ライ麦畑でつかまえて」から。

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

新メニューシリーズ第2弾です。
ゆうかりんの絵はどっちかと言うとゆっくり気味なのうかりんの方を目指しました。
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血みどろな姿とのギャップを狙った感じもあるんですが、如何でしょう?
まぁ、下手くそな絵なんでやっぱ狙った雰囲気は感じづらいですかね…。

『ゆゆのソナタ

タイトルはドラマ「冬のソナタ」から。
ゆゆ様初登場の回。
タイトルを見れば誰が出るか一発で解るのもどうかと思いましたが、これ以上の物が浮かばなかったのでこいつで決定しちゃいました。
仕方ないね。
ゆゆ様は大食いキャラだけあって食べ物屋を運営する話とはやっぱ相性が良いです。
もっと早くから出しておけば良かった気もしますが、まともな筋道のある話では蛇足にしかならないんでやっぱこういう機会にしか出せなかったのかなと思ってみたり。
ちなみに1コマ目で出ているご常連の二人は実はウチのサークルのボスと私という設定です。
ボスは結構大食いでして、良く行くうどん屋で8玉も食べると言う偉業を成し遂げた事もあります。
で、今回は本の方で9玉という新記録更新をやってのけたって感じで。
ボスはゆゆ様好きでもあるんで、夢の共演も成し遂げられてダブルでハッピーですな。
…まぁ、ゆゆ様に対してバケモノのとか言わせちゃったんで後で怒られるかもしれませんけど。

『「この未来に続く為」だけ、の戦いだった』

タイトルは「怒首領蜂 大復活」の『「あの未来に続く為」だけ、の戦いだった』という曲名から。
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もこたん御一行登場の回。
この話は実はうどんげ編の外伝的な感じで考えている妹紅編のエピローグにもなっているんですが、それを描くかどうかはまた別の話なんで特に意識しなくても結構でございますよ。
何かアレを仕上げるには相当な画力と言うか、表現力が問われそうですんでね。
ちなみにうどんげ編の第1話でうどんげは妹紅の事をもこたんと呼んでいましたけど、実際に面と向かって彼女に「もこたん」と言うのはおかしい感じがしたんで、呼称を「妹紅さん」と変えさせて頂きました。
出来るだけこういう初心を崩す真似はしたくなかったんですけど、違和感を生むよりかはマシですね…。
もっと細部まで話を練りこめるようになりたいです。

火の鳥

タイトルは「新スーパーロボット大戦」の同名のテーマ曲から。
鳥絡みの話なんでこういうタイトルを適当に付けてしまったんですが、同じスパロボモチーフならボトムズの主題歌である「炎のさだめ」からタイトルを頂いても良かった気がします。
第2次Zに参戦決定したしね。
話的にはうどんげ編第3話「ステイ・ウィズ・ミー」で生じた妹紅とみすちーの因縁にケリをつけるエピソードの前篇になっています。
具体的にどうケリがついたかは次の話で…。
そういやどうでもいい話なんですが、妹紅がカウンターで呼び鈴を鳴らしている「チンチン」って音は夜雀の鳴き声の「TNTN」に掛けてある物だったりします。
いわゆる二人が出くわすフラグって奴ですね。
まぁ、次のコマですぐに相対してしまうんで、それほど深い意味合いのフラグには出来ませんでしたけどね。
でもやらないよりかはやった方が良いと思ったんで、盛り込んだ次第です。

『お勘定の摩天楼』

タイトルは聖白蓮のテーマ曲「感情の摩天楼」から。
このタイトルは本来白蓮が登場する次のエピソードに使おうと思っていた物なんですが、その話のタイトル候補が複数あったんで使わなかった方をこちらに持ってきてしまいました。
どちらもお勘定絡みの話である事には違い無いんで、さほど違和感はないかなと思いましたしね。
でまぁ、状況を説明してもこたんとみすちーが和解と。
で、更に妹紅に色々たかられるってオチです。
しかし何でウチの妹紅はこんなどケチキャラになってしまったんだろうか…。
それなりにカッコよく描いてやってたつもりなのになぁ。
まぁ、面白ければいいか。

『星に願いを』

タイトルは同名の曲から。
寅丸星がお勘定を何とかしてくれるからこういうタイトルにしました。
またもや安直ですな。
先ほども言及したように「お勘定の摩天楼」とタイトルで悩んだんですが、より使用する状況が限定されるタイトルの方を先に使った方が良いだろうと思ってこちらを選びました。
この話だけで星蓮船のメンバーが殆ど登場します。
頑張れば詰め込めるもんですね。
ちなみに唯一出ていない多々良小傘いづれ違う話で登場させる予定です。
お楽しみに。
で、話の方ですが、以前ルーミアの持ってるうなぎやお客さんの飲んでいるビールの減りでやってみた時間経過の表現を、今回は寅丸の頭に乗っけている宝塔の有無で表現してみました。
当初は二次創作でよくやられている寅丸の宝塔を無くすキャラってのをやるのは如何なものかと思っていましたが、こういうのを思い付いちゃったらもうやるしか無いなと思ってやっちゃいましたよ。
一応宝塔を肌身離さぬようにする為に宝塔を頭飾りに仕立てたって感じで頭上に乗っけていたって設定にしているんですが、それでも無くすのは最早才能としか言いようがありませんな。
ちなみによーく見るとナズーリンの持っている宝物の中に宝塔もあったりします。
分かり辛いですが、一応回収はさせてるんですよ?
ナズの有能さがちょっとでも伝わってると嬉しいです。

『ヴァルキリー・プロファイル』

タイトルは同名のゲームから。

鈴蘭の毒で動くメディスンが出るんで、同じく鈴蘭の毒でプラチナが死ぬと言う展開のある「ヴァルキリープロファイル」をタイトルに持ってきました。
けどもうちょっとひねった名前にしたかったというのが本音ですね。
日頃からもっとタイトルとか考えておかないとなと思った次第です。
話の方は新メニューシリーズ第3段となっています。
実際に七味唐辛子にメディスンの毒が入っているのかは受け取り手のご想像にお任せしますが、自分としては少量ぐらいは隠し味的に入ってるんじゃないかなーと…。
軽く興奮状態になるぐらいですかね。
えーりんなら毒を毒にさせない絶妙な配分をやってくれそうなんで。
…まぁ、いつか死人が出そうではありますけどね。

『今、そこにある永遠』

タイトルはアニメ「今、そこにある僕」から。
久々にてるよ登場。
永遠亭のお姫様なのに妹紅より活躍してないんですね、今考えてみると。
まぁ、それ言ったらえーりんなんて今までまともな台詞の一つも与えてやってませんけどね…。
内容は昼まで寝ていた姫様にうどんげがご飯を用意すると言う話。
今まで出してきた新メニューの総ざらい的な意味合いもあるのと、「それ本当に食ったら死ぬんじゃね?」という印象を再認識させる話でもあります。
まぁ、てるよは不死だから何食っても死にませんがね。
そういう意味でこういうタイトルを付けたってのもあったりしますよ、ええ。

『Baby,Please go home』

タイトルはミッシェルガンエレファントの同名曲から。

新メニューシリーズの変則版です。
ここでもゆゆ様が大活躍です…、が、この4コマ目で物凄い大失敗をしています。
うどんげの胴体がやたら長くなっちゃったんですよね。
何故これに気付けなかったのか、今となっては悔やむばかりです。
Pixivに上げる時はここだけ修正させて頂きます、はい…。
ちなみに今回のうどんげ編第4話には東方シリーズの大ボスを可能な限り登場させると言う隠しテーマがあったりします。
何でそんな事を思い付いたのかは自分でも分かりませんが、まぁ遊び心って事で。

『MEGALOMANIA』

タイトルはLIVE A LIVEのボス戦の曲名から。
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新メニューシリーズ第4段。
うどん亭にとっては最早害悪でしか無いゆゆ様を何とか有効利用しようと思っててゐが考えたのが、幻想入りしたメガ盛りのイメージキャラクターとする事でしたが、インパクトが強過ぎて結局駄目ってオチです。
ちなみにこの話はボスから色々アドバイスを頂いて製作した物だったりします。
メガ盛りが幻想入りした話を作りたい」と相談したら「すき屋にはメガを上回るキング盛りってのもありますよ」とアドバイスを頂いたんで、それを使おうと思ったんですがあまり一般的では無い気がしたんで結局メガで落ち着いています。
けどゆゆ様には似合いそうですね、キング盛り。
可能だったら本当にそっちを使いたかったです。

『隣人は静かに笑う』

タイトルは同名の映画から。

隣人は静かに笑う [DVD]

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メニューがさらに増えたんで、今一度総括です。
…と言うか単にネタ切れしたんで無理やり総括を入れ直しただけなんですがね。
だらしねぇ限りです。はい。
一応鈴仙が考えたメニューは夏季限定の冷やしうどんのみなんですが、この先彼女がお店経営の果てに考えた究極の一品を生み出すエピソードを作ろうと思ったりしています。
その為の布石としての意味合いがあったりもしますが、まだまだ先の話なんでその頃にはこのエピソードも忘れ去られているような気がします。
と言うか当の本人が真っ先に忘れそうな予感がするんで、覚えておかないと…。

『ユニバーサル・バニー』

タイトルは劇場版マクロスFシェリル・ノームが歌う同名曲から。
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締めのお話。
てゐの幸運に関するソースは東方求聞史紀から。
竹林で出会っても無事に出られたってのが必然的な幸運の効果になるらしいんで、それ以外の場所で会うのが有効活用する最低限の条件になりそうですな。
ちなみにきっと店で出会っても得られる幸運はうどんの麺が3〜4本割り増しで来るぐらいだと思います。
何かそう思うと安いな、てゐの幸運。

『戦う君の瞳はいつも美しい』

タイトルはミスティックアークの通常戦闘曲「闘う君のひとみは、いつも美しい」より。
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第3話でうどんげがパルスィを撃退した時から、彼女のファンも少なからず付き始めました。
で、今ではうどんげ目当てのお客さんもいるって感じです。
でも美人を描くにはそれなりの画力が必要なんですよね。
オレの絵の場合説得力が無さ過ぎる…。
練習しないとなぁ。

「渡る世間は馬鹿ばかり編」第3話キャラ解説

氷の妖精「チルノ」

いつもの主役。
前回は主役なのに全くと言って良いほど活躍しなかったんで、今回はその分頑張ってもらっています。
戦闘あり、ほのぼのありで大忙しですが、その分描く方は凄く疲れました…。
アグレッシブなのも困りものだと思う次第です。

熱かい悩む火の神「霊烏路空

主役2号。
チルノ同様前回の活躍はあって無きが如しだったんですが、今回も登場するのは終盤近くになってからという始末。
でもその分登場してからは可能な限り出してやったんですよ?
次回はもっと活躍させてやりたいです、はい。

語られる怪力乱神「星熊勇儀

今回のラスボス。
勇儀姐さんは今まで描いた事の無い部類のキャラクターだったんで、描いてて色々新鮮でした。
というか上半身のボディラインが強調される服なんで、今までで一番胸とか意識して描いたキャラなのかもしれません。
姐さんスタイル良いですからね。
何となくこっ恥ずかしかったです。
こういうのを堂々と描けるようになりたいですね。

地獄の火車火焔猫燐

意外と出そうで出無かったおりんりん。
満を持しての登場です。
今回の出番は少なめですが、今後も登場予定なんで早い所今の面子になじめるよう絡みを多く考えてやりたいです。

第3話ストーリー解説

おてんば恋娘たちの大冒険』

タイトルはチルノのテーマ曲「おてんば恋娘の大冒険」より。
地下で開かれているお偉いさん達の会議にさとりも参加する為、地霊殿で留守番を余儀なくされてしまったお空に会いにチルノ達が旧都へ向かう決意をする話です。
本編中で触れられませんでしたが、会議の議題は地上への道が開かれた地霊殿の今後についての話し合いです。
参加メンバーはさとりや鬼のリーダーの他に間欠泉地下センターを作った八坂加奈子さまなども含まれています。
で、お空はその間こいしの面倒見る事になったってわけです。
ちなみにチルノがお空と会えなくなって3日しか経っていない所を1週間も経過したと勘違いしたのは単に馬鹿な以外に、お空に会えない時間が実際の時間より長く感じたからです。
この辺で仲の良さを表せていられれば幸いでございます。

『⑨を訪ねて三千里』

タイトルはアニメ「母を訪ねて三千里」より。
まずは地下道入り口へ。
今回のテーマは地霊殿の体験版をチルノ達が追体験するという物なので、必然的に最初に登場してくるのはキスメとヤマメになります。
どちらも初めて描きましたが、極端な特徴も無かったので比較的絵にしやすかったですね。
しかしこんな洞窟の入り口近くまで来ている二人は一体何処に住んでるんでしょうかね?
きっと旧都だとは思うんですが、パルスィのいる橋を越えた先に居たとなると外れに住んでいるとも考えられます。
この辺は地霊殿を遊んだ人それぞれが考えるべき事だとは思うんですが、創作をすればするほど気になってくるんで時折頭を悩ませてしまいます。
…まぁでも、あまり深く考えなくても良いか。

『リトル・グリーン・バグ』

タイトルはレザボア・ドッグスの主題歌「little green bag」より。
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リグルとヤマメ。
同じ1ボスでありながら捕食される側とする側という全く逆の立場にあるんで、一度戦わせて見たかった次第です。
でもする側とされる側って言ってる時点で実力差は解りきってる気もしますけどね。
ちなみにルーミアはキスメと遊び呆けてますけど、この二人って何かタイプが近しい気がするんですよ。
どっちも直観で動くタイプと言うか、野性的と言うか。
こういう奴らに言葉は不要なんだと思います。
ホワイトグリントじゃないですけどね。
今後もこの手のキャラはニュータイプの如くお互いの意思を感じあって、自然と友達になると思われます。

『⑨の上の蜘蛛』

タイトルはNHKドラマ「坂の上の雲」より。
バカルテットのリグルの上の蜘蛛って事でこのタイトルにしました。
今回初の弾幕戦。
…ではあるんですが、表現に苦労してあまり狙った絵にならなかった気がします。
キャプチャーウェブはもっとカッコ良く見せられなかったものか…。
直接的な絵の上手さ以外に、演出の上手さもマンガには必要なんで、その辺の勉強も必要なんだと弾幕戦ではいつも思い知らされます。
と言っても勉強する方法と言うか、その伝手すらないんでどうしようもないのが実情ですけどね。
何か良い本やサイトがあるなら教えて欲しいものです。

『ルート⑨⑨』

タイトルはメタルマックスのフィールドの曲「ルート99」より。
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この話でまたもや大失敗が。
何と全編に渡って台詞を描いておりませんでした。
…と言っても元々セリフらしいセリフが無い話ではあるんですけどね。
強いて言えば1コマ目の右側にあれから何分経ったかという表記があるのと、2コマ目のチルノに「?」という吹き出しがあった程度なんで。
お陰で最後まで読んでみると説明が若干不足しているだけで、案外違和感が無かったようにも思いますが、一応pixiv版では修正させて頂く予定です。
で、こちらも実はタイトルの方に曰くのある話となっています。
本来この次の「風穴のリグレット」と題名が逆になる予定だったんですよ。
色々悩んだ結果逆転させる事になったんですが、その辺は次で解説と言う事で。

『風穴のリグレット』

タイトルはゲーム「リアルサウンド 風のリグレット」より。

リアルサウンド風のリグレット

リアルサウンド風のリグレット

リグルがメインの話なので、彼女の名前と掛けてこういうタイトルとなりました。
が、先ほども申し上げた通り、ここのタイトルは本来「ルート⑨⑨」となる予定でした。
けど途中でルーミアのいたずらでコマが真っ黒になるという展開があるんで、そこから同じく音声のみで展開されるゲーム「リアルサウンド」から名前を拝借し、前の話でも通用する「ルート⑨⑨」とタイトルを逆にする事にしました。
たまには立ち止まってタイトルを見直す事も必要だと痛感したエピソードですけど、もっと見直すべき所は沢山あったと今は思います。
確認作業は本当に大切ですね…。

『ネクラファンタジア』

タイトルは八雲紫のテーマ「ネクロファンタジア」より。
舞台は旧都へ続く橋へ。
自ずと登場するキャラクターもパルスィとなります。
彼女が住んでいると言われる橋の近辺はゲームにも登場しなかった為、絵にするのに大分苦労しました。
と言うかそもそもパルスィが橋付近に住んでいるかどうかも怪しいんですが、ウチの話では友達がいないという設定なのでその都合上外れに住んでいる方が好ましく、結局こうさせて頂いた次第です。
間違ってたらすまん。
チルノ編第3話の流れは「地霊殿体験版をチルノ達が追体験する」という物なので、必然的にキスメ、ヤマメ、パルパル、勇儀姐さんの4人は登場する事になります。
この話は大分前から決まっていたので、うどんげ編第3話でパルスィが出たのはこの話の為の伏線だったりしました。
なので同エピソードで「パルスィに友達がいない」って事と「みすちーと因縁が出来ている」という事を知っておかないと話が分かり辛くなるかと思われます。
ああいう下地を作っておけばニヤリと出来る話ではありますが、一見さんお断りな出来になってしまったのもまた残念に思う次第です。

『鳥は歌い、僕は鳴く』

タイトルはテイルズオブレジェンディアの「鳥は鳴き、僕は歌う」という曲名から。
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鳥(みすちー)は饒舌に語らい、それによって僕(パルスィ)は泣くと言う意味合いです。
まぁ、説明しなくてもお解り頂けるとは思いますが、パルパルが5人を通さなかったのは単純に仲が良い姿に嫉妬したからです。
こんなので本当に門番が務まるのか謎ではありますが、公式設定なんだからしょうがないですな。
ちなみに今回パルスィは嫉妬する描写があるのに「妬ましい」とは一切言わなかったりします。
今にして思えばあの台詞は1回位言わせておきたかったですね…。

『橋上の決戦』

タイトルはファイナルファンタジータクティクスの曲「橋上の戦い」から。
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グリーンアイドモンスターの恐怖再び。
前回はこれの作画に大変苦労したんで、意図的に弾幕自体が出るシーンは1コマに抑えてあります。
…いや別に手抜きじゃないよ!
無くてもそれっぽく見せようっていう戦略なんだからね!
でも何か今回のグリーンアイドモンスターは色合いが薄くなっちゃった気がしますね。
もうちょい濃くても良かったなぁ…。
話的にはまたみすちーの一言でパルスィが傷つくって感じです。
一度あのスペルを体験しているから出来るオチなので、前に作画に苦労した甲斐があったと個人的には思っています。
ちなみに作中であまり表記はありませんが、パルスィがグサッと来てるセリフはみんなみすちーの物です。
説明不足だった気もするんで、pixiv版ではちょっと手直ししますかね…。
あとパルスィの台詞の「怯えろ、竦めぇ!」ってのは第08MS小隊ノリス・パッカードの台詞だったりします。
小ネタ的に仕込んでみましたが、意味合いは相変わらず薄いですね…。

嵐の中で輝いて

タイトルは「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」の主題歌より。

何でこのタイトルにしたのか自分でもよく分かりません。
良い題名が浮かばないなーと思った末に、前の話のノリスネタに託けて適当に付けちゃったんだと思われます。
ここからパルスィのターンになりますが、内容的にはそれだけです。
後は次回に続くって感じですね。

『橋を渡って木立を抜けて』

タイトルは「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」の第4話「河を渡って木立を抜けて」より。
またガンダムネタですね。
何でパルスィには色々この手のネタを詰め込んでしまえるんでしょうか。
描いてる自分が一番不思議で仕方ありません。
えー、とりあえずパルスィのとっておきのスペル「舌切雀『大きな葛篭と小さな葛篭』」の発動です。
みすちーに使う上で雀の名がつくスペルほど相応しい物は無いと思えたんで迷わずこれをとっておきにした次第です。
作画が楽ってのもありますしね。
で、分身の理由が明らかになってパルスィ精神崩壊と。
きっと普段は分身して一人遊びとかしてるんでしょうね。
そう思うと何か泣けてきます。
あと片方はそれほどダメージを受けていないので、分身を解いた後に被害の少ない方の精神がメインになって復活するみたいな設定もちょっと考えたりしました。
まぁ、無用な妄想ですけどね。

『⑨、地獄街道を行く』

タイトルは東方地霊殿3面道中曲「旧地獄街道を行く」より。
旧都に到着&ラスボス、星熊勇儀登場の回。
自分が初めて例大祭に行って体験版を手に入れたて来たのがこの地霊殿だったりします。
ビッグサイトからボスの家に戻って初めて遊んだ時、勇儀姐さんの圧倒的な強さにやられたのが印象に残っているので、彼女は色々思い入れがあったり苦手意識があったりするキャラでもあります。
今回地霊殿体験版を話の題材に選んだのは初めて体験版を手にした時の感動とか、難しさから来る衝撃とか、キャラクターの強過ぎたインパクトなどの要素が複合的に合わさっての事なんだと思います。
そういうわけで勇儀姐さんが登場する辺りからは妙なプレッシャーと戦いながらの作画となりました。
手を抜いたら勇儀姐さんにしばかれる、みたいな感覚が背後にあって本当に筆が進まなかったです。
でもその分ラスボスの威厳みたいなものは少しぐらい表現できたような気もします、はい。
ちなみに旧都の町並みですが、こちらも資料が無いので描くのが大変でした。
少し古めかしい家々の奥に地霊殿が見えていて、更にその奥に間欠泉地下センターやエレベーターもあるんだろうなって感じではありますが、その辺の整合の取れなさってのがあまり面白く表現できませんでしたね。
個人的に常に温泉や地下センターの蒸気に包まれていて、スチームパンク的なイメージを考えていたんですけど、絵にするのは難しいです。
もっと人並みに絵が描けるようになりたい…。

『頭上の悪魔』

タイトルは機動戦士ガンダム第08MS小隊の第4話「頭上の悪魔」より。
またもやガンダムネタですが、深い意味は全くないです。
チルノ達の頭上に居たのが悪魔じみた力の持ち主ってだけなんで。
最初の方でお話しましたが、旧都では地下世界の今後についての会議が開かれているので厳戒態勢が敷かれている状態だったりします。
勇儀姐さんはその為に腕を買われてパトロールを任されていたんですが、姐さんに限らず幻想郷の住民はみんな何処かのほほんとしてそうなので、仕事を忘れて酒を飲んでいた挙句に見つけた不審者に弾幕ごっこをふっかけるというフリーダムっぷりまで見せつけちゃった次第です。
ちなみに鬼は旧都で自警団的な活躍をしているイメージが自分にはあったりします。
元々戦闘能力が他の妖怪の比じゃありませんから畏怖の念を抱かれていそうですし、嘘をつく人間を嫌って地下に移り住んだ節もあるので、正義感もあるような気もするんですよ。
なのでその辺から警察的なイメージが湧いたんじゃないかなと。
まぁ、実際鬼ってのが総勢でどれぐらい居るのか分からないんで、勇儀姐さん一人だけだったら目も当てられませんけどね。

リアル鬼ごっこ

タイトルは同名の映画より。

自分に勝ったらお空の場所を教えてくれるという勇儀姐さんの言葉に乗り、喧嘩を買うチルノ。
鬼でも臆しなさそうなのが彼女らしいんではないかと思います。
そして話は作画で地獄を見た弾幕戦へ…。
戦闘シーン描くのって辛いな、サム…。

『幸せは歩いて来ない』

タイトルは水前寺清子さんの「三百六十五歩のマーチ」の歌詞の一部から。
弾幕戦開始。
今回のパルスィの時と違って、こちらは手抜き一切無しです。
とにかく描く上で困ったのが大玉の表現です。
基本的に弾幕フォトショップで描いてるんですけど、どうやって作るのか皆目見当もつかなかったですからね。
で、迷った挙句に編み出したのが以下の方法です。
一応忘備録的に書いておきます。


白い塗りつぶし円を書く



「ぼかし ガウス」でぼかす


その上にレイヤーを作って、太めの線の円を書く


それもぼかす


重ねて出来上がり


あとはもうこれをコピーしてサイズ変えて配置しまくればOKって感じですけど、やっぱ遠近感を出すのが難しかったです。
こういう事すら手古摺るって事はやっぱ自分に絵の才能は殆どないって事なんでしょうな…。
現実は厳しいものです。

『だから、歩いて行くんだね』

タイトルは同じく水前寺清子さんの「三百六十五歩のマーチ」の歌詞の一部から。
「三歩必殺」を抜け、お空の待つ場所まで進んでいくという意味からここらのタイトルを付けています。
この話のプロットをボスに相談した時、ボスが「射命丸すらさん付けで呼ぶ勇儀姐さんにチルノでどうやって勝つつもりなんだ?」と言われたんですが、それに対して自分が出した答えがこれです。
圧倒的な実力差に勇儀姐さんが油断した所でチルノが背後を取り、酒を溢させるというものです。
ただどうやってチルノが背後を取るかでかなり悩みました。
当初はチルノぐらい小柄なら辺り判定も小さくて、何とか避けきれるんじゃないかって事で玉の合間を縫って背後に回るって案を構想してたんですが、そんな折に「妖精大戦争」が発表されまして。
そこではチルノが弾幕を凍らせて付き進む姿が描かれるって言うんで、それをそのまま利用させて貰った次第です。
まさか公式から助け船が出されるとは思わなかったんで驚きましたよ。
まぁそんなわけで勝利までの道のりが開かれたわけですが、実際に勇儀姐さんよりチルノの方が強いかと言うと全くそうは思っていません。
あくまで勇儀姐さんの隙をついた勝利であって、力の差はやはり雲泥です。
ただチルノは妖精として特別に強いという存在ではあるので、瞬間的に爆発するような馬鹿力を出して戦況をひっくり返す位の秘めた力はあるとは思っています。
その辺はまぁ、いつか描ければと思っております。

『パーフェクトフリーズ 〜完全なる凍結〜』

タイトルは機動警察パトレイバーの「THE RIGHT STUFF-正しい資質-」より。
だれも覚えていないでしょうが、チルノ編第1話の解説で言ってた「あっ、暇な人達」の対になるタイトルってのがこれです。
パトレイバーの「あっ、軽い人たち」と「正しい資質」のタイトルは本当に神がかっていたんで、いつか自分もこれをネタにタイトルを作りたいと思っていました。
なので実現できて感無量です。
ちなみに話の解説ですが、前のでこの分も全部語っちゃったので言う事がありません。
仕方ないね…。

『未確認神殿シンドローム

タイトルはヴァルキリープロファイルの通常戦闘曲「未確認神闘シンドローム」より。
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激しい弾幕戦も終えたので、登場キャラクターもまったりムードです。
ちなみに描き終った自分もまったりしてました。
それ以外にもゲーム本編で散々苦戦させられた勇儀姐さんをこういう形で負かしてやれたので、感無量だったというのもあったりします。
ここでようやく地霊殿に到着しますが、立ち位置の関係ってのがちょっと曖昧になってるんで説明をば。
元々はチルノ達が進んでいた進行方向に地霊殿はあったんですが、そこに勇儀姐さんが立ちはだかり、激しい弾幕戦の末に背後を取って勝ったチルノに他の4人も群がったので、5人の後ろに地霊殿がある状況になったって感じです。
…まぁ、口では説明しづらいですがそんな雰囲気だったって事で。

『⑨の瞳に恋してる』

タイトルは「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」の日本語訳「君の瞳に恋してる」から。

体験版の話は前回までで終了なので、ここからはそれ以降のボスが一気に出ます。
と言うかここ以降は戦う必要の無い相手ばかりなので、必然的にそうなったって感じでもあります。
そんなわけでさとり、お燐、お空、こいしの地霊殿一家総登場です。
これにて地霊殿もコンプリートって感じですね。
ちなみにお空達がやっていたのはこいしのあやし方です。
構ってやらないと勝手に何処かへ出かけちゃうんで、厳戒態勢には不利な分常にこうしてやらなきゃならなかったってわけです。
何かこうして考えてみると猫みたいですね、こいしって。
扱いに苦労してるんでしょうな…。

日はまた昇る

タイトルは同名の映画から。

陽はまた昇る [DVD]

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お空(太陽)はまたエレベーターで昇るという意味です。
単純ですね。
お空が今までチルノが通って来た道以外の道…、つまり近道を通って地上へ来ているとしたらどんな道なのかと思い、話を構想している時は色々悩みました。
今では蒸気の途絶えた間欠泉の跡を通っているとか言えばそれっぽいかなとか考えたんですが、そんな折にまた公式で間欠泉地下センターというのが出てきまして。
そこには幻想郷にあるとも思っていなかったエレベーターが備え付けられていると言うじゃありませんか。
更に都合の良い事に非想天則でチルノとお空もそこで初対決してると言う始末。
もうこれを利用する以外手は無いと思い、お空の移動手段もここのエレベーターであるとし、二人が初めて出会ったのも公式に則ってこことさせていただきました。
ここまで本家様に助けられるとは思いもよりませんでしたよ。
改めて上海アリス幻楽団様と黄昏フロンティア様に感謝です。

『Say,Baka』

タイトルはダライアスIIの木星シーンに流れる曲「Say PaPa」より。

またもやZUNTATA曲からタイトルを拝借です。
でも話の意味合いはさっきので語っちゃいましたね。
更に次もその話の続きと言う始末…。
何語っていいのかもう分からん。
でもまぁ、今回は意外とチルノ編が真面目に戦闘している節もあるので本もワイルドなタイトルにしたものの、奇をてらった方が面白いんじゃねぇのと思って結局この話の3コマ目を表紙にしちゃったんですよね。
お陰で回り回って普通って感じになっちゃいましたが、めでたく本は完売してくれたんで良しとしましょう。

『めぐりあい地下』

タイトルは機動戦士ガンダム劇場版第三作「めぐりあい宇宙」より。

以前解説で話した通り、チルノとお空が初めて出会ったのは東方非想天則の間欠泉地下センターでの一件になります。
ゲームではお空がチルノを異物として排除しようと試み、戦闘に入りますが、もしあそこで二人がお互いの⑨オーラを直観的に感じ取り、打ち解けあっていたら…という「もしも」の話がこのチルノ編の発端だったりします。
なので二人の出会いを絵にしようと思った時、何となくニュータイプ同士の巡り合いみたいな感じにしたいと思ってララァが死ぬシーンっぽくしてしまいました。
それでも説明したって良く分からないとは思いますが、その辺もわざとだったりします。
⑨の事は結局⑨同士にしか解らないでしょうから、これはこれでチルノ達らしいとも思うんで。
バカの意識は広大だわ…。

『オリーインカーネイション』

タイトルは魅魔様のテーマ曲「リーインカーネイション」より。
所謂「輪廻転生」の事なんで、死んでも無駄なく使いきってやるよというお燐の思いの事でもあります。
お燐登場。
本当はチルノ達が地霊殿に到着してからすぐにこの話にしてやりたかったんですが、お空との話が思いのほか長くなってしまったので完全にタイミングを逸した状態での登場となってしまいました。
すまねぇお燐…。
「死体提供意思表示カード」のモデルはもちろん「臓器提供意思表示カード」です。
デザインもそれっぽくなるように気を使いましたが、あんまり似なかったかもしれません。
どうでも良い話ですけど、最近はこの臓器提供意思表示カードの機能って運転免許証にも組み込まれるようになったらしいですね。
どうりであんまり見かけなくなったわけだ。
…と言うか元々見かけて無かっただけかもしれませんが。
そんな意味もあって意思表示カードが幻想入りしてお燐によって改変されたって意味合いもあったりします。
ちなみにこのカードにはお燐特製の式が込められていて、持ってる時に死ぬなり瀕死になったりすると本当にお燐に知らせて死体回収に来てくれたりします。
後々伏線として使えるかもしれないので、しっかりと設定付けはしております。
まぁ、生かせるかどうかは別だけどね。

『地下の鼓動は恋』

タイトルは劇場版新訳Zガンダムの第3部「星の鼓動は愛」より。
ルーミアとこいしって何か似てる雰囲気がある気がします。
どっちも本能の赴くままに行動してそうですし、お互いに変なポーズを取りますしね。
そしてそれとは逆に1ボスとEXボスと言うギャップがあるのも面白いです。
なのでチルノとお空同様、二人にも言葉の要らない友情関係を構築させてみました。
今後この組み合わせが生きてくれると嬉しいです。

『愛は悟りの果てに』

タイトルは機動戦士Vガンダムの第44話「愛は光の果てに」より。
さとりは「森近本」に収録されているチルノ編の前身ともなった4コママンガの頃から登場しているのに、チルノと絡んだ事は一度もありませんでした。
なのでここで初めて二人に会話を設けてみた次第です。
何度か解説しましたが、さとりは自分たちが忌み嫌われる能力を持っているが為に旧地獄跡に封印された事を自覚しています。
よって地上への道が開かれた後も自分から旧都の外へ出歩いたり、お空やお燐を地上へ行かせる事に若干の躊躇いや負い目を持っているんじゃないかと思います。
しかしそんな自分達の力を全く気にせず、純粋に「また地霊殿に遊びに来たい」と言ってくれたチルノにさとりは心から嬉しくなったというわけです。
折しも地下では旧都の今後を決めるサミットが開かれているので、この時のさとりの喜びが旧都に大きな変化をもたらすある決断をさせる事になるんですが…。
まぁそれは後の話のお楽しみって事で。
早ければ2話ぐらい先の話で明かせるようにしたいです。

『親しき人への想い』

タイトルはゼノブレイドの同名曲から。

間欠泉地下センターは地霊殿の裏辺りにあると自分は考えています。
なので裏庭と直結してるんで、近道になるって事ですね。
エレベーターの作り自体は上りと下りのみの簡素な物になっていますが、こうなったのはお空の使用を考えてのさとりの要望から来る物だったりします。
しかしそれでも使い方を覚えるのに苦労した辺り、やっぱりお空は?何だと思います。
ちなみにチルノも使い方を覚えるのに苦労する予定です。
既にお空でやってるんで描く予定はありませんけどね。

『日と星が見上げる者』

タイトルの元ネタは特にありません。
お空(日)と勇儀姐さん(星)が地上へ帰るチルノ達を見上げるって構図なんで、こういうタイトルにしました。
本当は日と月に関するタイトルにして「明」が名前に付く次の話に繋げたかったんですけど、月に関わるキャラクターがいなかったんで泣く泣く断念しました。
今度うどんげ辺りで使えるように取っておきますかね…。
内容的にはタイトルの説明で語った物が全てです。
チルノ達が帰るってだけですね。
旧都は常に薄暗いんで時間の経過は分かり辛いですけど、時刻はもう夕方って設定です。
風穴を通った際の地上から地下への所要時間ってのは公式で明言されてたわけではありませんが、途中の妨害とかを踏まえて大体歩いて2時間ぐらいなのかなと思ってみたり。
ただ東方地霊殿の体験版をクリアするまでの時間がそのまま地霊殿へ辿り着くまでの時間だとしたら、かなり短い事になります。
もしそうだった場合はチルノ達が地霊殿で思いの外ゆっくりしていたとでも解釈してください。
まぁ、誰もそこまで気にしないと思うけど…。

『明日の笑顔の為に』

タイトルはアニメ「ゲートキーパーズ」の主題歌から。
D
第3話のエピローグです。
勇儀姐さんがチルノの持つ力の可能性を察し、まだまだ強い奴が地上に居る事を知って不敵に微笑むわけですが、この時の「まだまだ面白くなりそうだねぇ」って台詞は上海アリス幻樂団様がこれからもどんどん東方の世界を広げて行って下さるであろう事と、それに伴って二次創作者様がまた思い思いに幻想郷を彩るであろう事を指しております。
自分も微力ながら幻想郷がより楽しい物になるよう、創作をさせて頂こうと思っております。
ちなみにチルノの秘めた力ですが、明かされる事になるとしたら最終回になるんだと思います。
相当大変な話になる予定なので今から複線張っていかないと…。
というか描き切れるんだろうかという事の方が心配です。
この本作っただけでダウンしちゃったもんなぁ…。
人間やっぱ体力が資本だと思います、はい。

『やさしい魔物の殺し方』

タイトルは「やさしい竜の殺し方」とかいう本のタイトルから。
適当にぱっと思い付いただけなんで、元ネタの内容は良く分からないです。
本を印刷する直前に殴り描いた裏表紙用のおまけマンガです。
リグルが餅をのどに詰まらせる話ですが、何故だれも助けようとしないのかは謎です。
あと何故テキサスと呼ばれるのかも謎です。
この前後に水曜どうでしょうの「アメリカ横断」とか見てたからですかね?
ともかくしょうも無い話です。
やっつけですまん。


そんなわけで攻略本はこれにて終了です。
長々とお付き合いくださいましてありがとうございました。
今度はもっと早く仕上げられるようになりたいです…。